メコン悠々 源流から河口まで ⑫

2001年3月号掲載

写真・文:青柳健二さん

ベトナム・メコンデルタ(2)

メコンデルタで、メコンは「クーロン(九龍)」と呼ばれる。河口が9つの流れに分かれているからだ。実際は8つだが、ベトナムで縁起のいい数字「9」にしたという説もある。いずれにせよ、川や運河などの水路が入り組んで、本当の数が分からないほどだ。チベット高原から大河メコンとともに続けてきた旅も、南シナ海に出てフィナーレを迎える。

カントー郊外フーンヒェップの運河で開かれる水上マーケット

カント−の夕方。仕事帰りの人たちが、渡し船で対岸へ向かう

網の目のように走っているミトー近郊の運河

メコン河口で漁をしている男。遠くに見えるのは、南シナ海

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