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第5回「欲望を受け止めるナッ」
2001年4月号
写真・文:後藤修身さん
ミャンマーではそこかしこで人々の祈る姿がある。しかし、仏教では現世利益を求めてはいけない。
家内安全や合格祈願や安産祈願などを仏教に求めてはいけないのだ。と言われても人には欲望がいっぱいある。その欲望を受け止める場がミャンマーにもある。ナッと言われる民間信仰の宗教で、仏教が入る前から存在していたという。
ナッの儀式ではナッカドー(ナッの妻)と呼ばれる霊媒師が酒を飲みながら踊りまくる。そのうちトランス状態になり、その体にナッ神が乗り移る。ナッカドーは元々女性が演じていたが、今ではオカマの人たちが多い。そんなナッの姿は、普段の仏教の姿とはまるでかけ離れていた。それも、ミャンマーのもうひとつの祈りの世界であった。

酔っぱらっているナッカドー。頭にはお札を挟んでいる。
タウンビョンにて

ナッカドーと信者たちの記念撮影。みんな楽しんでいる。
タウンビョンにて

お金をばら撒いているナッカドー。タウンビョンにて

踊るナッカドー。肩には当時の最高額紙幣である500チャットを挟んでいる。タウンビョンにて

控え室でのナッカドー。
バゴーにて

ナッの神様たち。全部で37人いると言われている。
タウンビョンにて

ナッの神様に捧げる果物。
ポパ山にて