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第4回「聖地チャイティヨ」
2000年12月号
写真・文:後藤修身さん
ヤンゴンから車で4~5時間走ったところにチャイティヨという仏教聖地がある。
その昔、超能力者によって海底から山の上に運ばれたという黄金に光る大きな岩。崖すれすれに位置するこの岩を目指して多くの仏教徒たちがやってくる。また、そこは聖地でもあるがミャンマー人にとってのデズニーランドでもある。
山のふもとからゆっくり歩いて7時間ほど。日ごろの運動不足を後悔しながらもやっと頂上にたどり着いた。頂上の込み具合に比べると、山道にはあまり人が歩いていなかった。たいていの人は新しくできた車道を車で上がってくるのだ。
「ここにやってくることに意義があるんだよ」というある人の言葉。わざわざ苦労して歩いてくるよりも車で早く来たほうが便利だし、何度も来ることができるという。その話を聞いて、チベットのマニ車を思い出した。苦労することに意義を見つけようとした私は、宗教が死んでしまった国から来た人間であった。

雨の中、ライトアップで浮かび上がったゴールデンロック

山道の掃除をする子供。チャイティヨに住む人たちは山道を掃除することで参拝者からお布施を得ることができる。

山道の途中で僧侶が瞑想をしていた。

男は直接触れたり金箔を貼ったりできるのだが、女は禁止されている。

夜になると祈りのためのロウソクの灯に囲まれる。

山頂にある唯一の目抜き通り。夕方が一番にぎわう。

狭い山頂に宿がひしめく。

若者たちも喜んでやってくる。兄弟と出家した従兄弟。