写真・文:泉裕さん

自然の恵みを受けて生まれた森の産物ー

工芸品というより生活に必要な道具として竹細工が生まれ、カレンの伝統を象徴する形として鮮やかな絹織物が育まれてきた。職人は普通の村人たち。自然の恩恵を優しく包み込み、ゆるやかな空気の流れの中で支えられたカレンの伝統工芸は母から子、孫へと継承されていくのである。

染色後、屋根の上に日干しされた網カゴ

夕暮れ時、織機を繰る貫頭衣を着た未婚女性

木綿をより合わせ糸を紡ぐ。

いざりを操る貫頭衣の少女

床に座っていざり機を操る

夕方、作業場に向かうカレンの女性達

一本の青竹から竹細工が生まれる。

村の職人によって編みこまれる「ソーイング・バスケット」

手の甲や足首に刺青を施すカレンの女性

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